製薬業界向けソリューション技術

クリーンルームの用途によっては、空気中に浮遊する塵埃を除去するほか、微生物やウイルスによる汚染を防ぐことが必要になります。この場合に用いられるのがバイオロジカル・クリーンシステムです。酵素フィルタで細菌類の進入を防ぎ、壁や床は消毒・滅菌できるように耐薬品性や耐腐食性のある部材を使用することもあります。
この技術は、医薬品製造工程、実験動物飼育室、病院の手術室などでは、早くから取り入れられてきました。近年では厚生労働省のGMP(医薬品の製造管理および品質管理に関する基準)やGLP(医薬品の安全性に関する基準)によって、より高度な技術が要求されています。

医薬品GMP・バリデーション技術

GMP(Good Manufacturing Practice)は、アメリカ食品医薬品局が定めた医薬品等の製造品質管理基準で、各国がこれに準ずる基準を設けており、日本でも厚生労働大臣が定めた医薬品等の品質管理基準となっています。GMPにおいては「構造設備や手順、工程が期待される結果を与えることを検証」することが求められ、これをバリデーションと呼んでいます。医薬品製造を支援するシステムとして、クリーンシステムは、製造用水供給システムとともにバリデーションの対象となっています。設計の段階からGMPに対応した計画を立案し、スピーディーで適切なバリデーションの実施をサポートします。

医薬品製造業界向け中央監視システム  TEC BEAMS+P

その他の製薬業界向けソリューション技術

  • REAFS
    -ドラフトチャンバーの省エネシステム-
    ドラフトチャンバーのサッシ開度に連動して、排気風量を制御する変風量システムであるため、常に最大風量を廃棄している定風量システムと比較すると、年間約77%のエネルギーコスト低減が可能です。
  • FOTRAM(フォトラム)
    – 室内循環型ホルムアルデヒド
    酸化分解装置 –
    医薬品製造施設や実験動物飼育施設で燻蒸殺菌に用いられるホルムアルデヒドは、化学物質管理規制が厳しくなる中、燻蒸後には無害化処理して排出する必要性が高まっています。FOTRAM(フォトラム)は、活性の高い触媒により燻蒸後のホルムアルデヒドを常温で簡単に酸化分解し無害化します。
  • ION CUBE
    空気中の分子をバラバラに電離させてプラスイオンとマイナスイオンを作り、これを帯電した物体に当てることで電気的に中和させます。空気分子をバラバラにする方法として、コロナ放電というものがありますが、これは尖った電極に高電圧をかけて発行放電させ、それによってイオンを得るやり方です。この電極を並べたものを製品の上に置いて、イオンをシャワーのようにかけると、プラスに帯電した物体はマイナスイオンで、マイナスに帯電した物体はプラスイオンで中和されます。

詳細については運営会社の株式会社テクノ菱和のホームページをご覧ください。

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